YESで人生が変わる┃映画「イエスマン “YES”は人生のパスワード」【ネタバレなし】のあらすじ解説

アメリカの銀行に勤めるバツ1独身のカール・アレン(ジム・キャリー)は何事にも後ろ向きで人からの誘いや頼まれ事を全て断っていました。

近所のお婆さんの朝食のお誘いからビラ配り、上司のパーティーのお誘い。はたまた仕事上の融資の受託も何でも否決。

挙句の果てには親友の婚約パーティーもすっぽかして親友に大激怒されてしまう始末です。

親友に「お前は生き方を変えないと孤独死だ！1人寂しく孤独にな！」と言い捨てられてしまって不安になっていた矢先、不安になったカールは知人に“イエスマン”についての自己啓発セミナーに誘われていたのを思い出します。

見学のつもりでセミナーに参加したカール。ホールに大勢の参加者が集まった中、そのセミナーの教えは「決断を求められる機会があるたび全部イエスで答える」というものです。

初めてセミナーに参加したカールを代表のテレンスが発見し「壇上にあがりなさい」と声をかけるとこれをカールはNOと拒否。すると会場中の参加者から「NOマン！NOマン！」と大ブーイング。

「君は死んでいる。人生にNOと言った。だから死人だ。夢も希望もなく自分と周りの人間に言い訳ばかり。自慰行為をする元気も湧いてこない。違うか？」とテレンスに問い詰められます。

これからはイエスマンになる誓約を誓わされたカール。もしもノーと言えば災いが訪れると釘をさされますがセミナーは大喝采の中無事に終了します。

セミナーが終わり会場を出た後急にホームレスから「公園まで車で乗っけてくれない？」と声をかけられます。返答しようとすると知人が有無を言わさず「イエース！！」と勝手に返答してしまいます。

その後もホームレスから携帯電話を貸してと言われ電池が切れるまで喋られたり現金を貸してといわれたり滅茶苦茶な要求。ヤケになったカールは全部イエスで答えます。

ホームレスを公園まで送り届けた後、車がガス欠になります。

怒りに震えるカール。仕方ないので最寄りのガソリンスタンドまで歩きポリタンクに燃料を入れてる途中そこにバイクに乗った美女のアリソン(ズーイー・デシャネル)が現れます。

「ガス欠なの？」と声をかけられ事情を説明すると「車までバイクで送ってあげようか？」と提案されます。

無事に車まで送ってもらった後お礼を言って「もう大丈夫？」とアリソンに言われた後カールは何を思ったか「平気だよ。キスできればもっといいんだけど」と発言。

するとアリソンが近づき口元にキス。「おやすみ」とバイクで美女が言い去った後「イエス…」とカールが呟きます。

すっかりご機嫌なカールは親友達と夜食事に行き「自分自身をオープンにしたら人生が変わったんだ。僕はこれから何事にもYESと答える様にするよ」と宣言します。

イエスマンに生まれ変わったカールは近所の見た目70歳の白髪老婆のティリーに「棚を付けるのを手伝ってくれない？」と頼まれます。イエスマンに生まれ変わったカールはもちろん承諾。棚をつけ終わった後「お礼をしなきゃ」と見た目70歳の白髪老婆のティリー。

見た目70歳の白髪老婆のティリー「あなたって男前ね。」「なんで女の出入りがないのかしら」「ねぇ。出したくない？」「溜まってるでしょ？あっち」「あなたは何もしなくていいのよ」「横になってれば全部私がしてあげるから」

慌てて誘いを断ったカール。家を飛び出た後階段から転げ落ち猛犬に危うく噛まれそうになります。「NOと言ったからだ…」と恐ろしくなったカールは見た目70歳の白髪老婆ティリーの部屋に戻り、口で✖✖✖✖✖してもらいます。

その後はハリー・ポッターのコスプレパーティーに怪しい宗教の勧誘、通販番組、ギターのレッスン、飛行機操縦の訓練、韓国語の勉強、仕事の銀行の融資は即OKとまるで人が変わったよう。

そんなビラ配りで知ったライブに断る理由も無くライブに参加。そのライブハウスで「ミュンヒハウゼン症候群」というバンドのボーカルをしていたのが以前口づけまで交わした美女のアリソンだったんです。