特別な顔の少年┃映画「ワンダー　君は太陽」【ネタバレなし】のあらすじ解説

オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は生まれつき顔が変形しており今まで27回の手術を受けている少年です。顔にコンプレックスを抱えており普段は宇宙飛行士のヘルメットを被っています。

両親はオギーの容姿の事や顔の治療の事もあり10歳までは自宅で学習をしていましたがいつまでも家に置いとく訳にもいかないという事で両親はオギーを学校に通わせる事を決意します。

入学前に学校の下身で学校と訪れたオギーと母親のイザベル(ジュリア・ロバーツ)。校長先生と挨拶を交わした後、校長先生の計らいでオギーの同級生に校内を案内してもらう事に。

そこに現れたのが男の子のジュリアンとジャック。女の子のシャーロットでした。

このジュリアンという少年。これがとんでもなく嫌な奴です。校内を案内してる途中「学校に通ってないから勉強がわかるはずない」「その顔はどうしたんだ？交通事故か火事にでもあったのか？」と罵声を浴びせてきます。

しかしジャックとシャーロットが仲裁に入ってくれたお陰で何とかやり過ごします。特にこのジャックがめちゃくちゃいい奴なんです…！！

家に帰った後オギーとの会話で今日何となく嫌な事があったんだろうと悟った両親はオギーに無理に学校に行かなくても…という話をしますがオギーは学校に行きたいとハッキリ答えます。

学校に無事入学したのも束の間オギーは先日ひどい態度を取られたジュリアン達にいじめを受けてしまいます。

具体的には食事の食べ方を悪く言われたりひどいあだ名を付けられたりドッジボールの標的にされたりといった具合です。

家に帰ってオギーは荒れてしまいます。「この顔のせいで…！」「僕はずっとこうなの！？」そんなオギーにイザベルは「あなたの顔は決して醜くない。顔は人の過去を表す地図なのよ。」と励まし家族が笑顔を取り戻します。

相変わらず学校では孤立のオギーですがジャックだけは違いました。理科が大得意のオギー。席が隣のジャックに理科のテスト中オギーがこっそり答案用紙を見せてあげるんです。そこから急激に仲良くなる2人。初めての親友が出来たんです。

ですがその年のハロウィンで事件は起きました。

オギーはハロウィンが大好きなんです。顔を隠して誰かに仮装すれば皆と同じ様に周りが扱ってくれるからなんですね。

仮装したオギーはジャックの元へと駆け寄ろうとしたその時ジュリアンとジャックの会話を聞いてしまったんです。

ゾンビに仮装したジャックにジュリアンが「その顔あいつにソックリだな。俺がもしあいつだったら1日中フード被ってるよ」と言うとジャックが「僕だったら自殺してる」と耳を疑う発言を…。

「じゃあ何でつるんでるんだ？」の質問には「校長に頼まれて優しくしてたらどこにでも付いてくる様になった」と…。