突如無人島生活┃映画「キャスト・アウェイ」【ネタバレなし】のあらすじ解説

国際宅配便会社フェデックスのシステムエンジニアであるチャック・ノーランド(トム・ハンクス)は多忙を極め世界中を飛び回っていました。

彼は長い間交際している恋人ケリー・フレアーズ(ヘレン・ハント)との結婚も考えており、またケリーも彼の仕事の事はよく理解しておりクリスマス会の最中でも仕事の呼び出しがかかっても彼を笑顔で送り出します。

大晦日までには戻ると伝え別れ際に指輪を送りチャックはケリーにプロポーズします。2人には明るい未来が待っているはずでした。

自社の貨物機に搭乗するが飛行途中で貨物機にトラブルが発生。パイロット達が懸命に対応するもそれも虚しくチャックを乗せた貨物機は墜落します。

救命ボートで何とか生きながらえたチャックは気がつくと無人島に流れ着いていました。

ここから彼の無人島生活は始まりました。助けを求めて大声を出すも、もちろん反応は無し。砂浜にHELPの文字をでかでかと書いたり貨物機から放り出された荷物をかき集めたりするところから始めます。

ココナツの実を見つけ腹を満たしたり島を捜索したりと出来ることを探ります。

何とか岩山を登り島を一望していると人が海に浮かんでいるのを発見。すぐさま駆けつけますが既に亡くなった後でした。

制服姿からするに死んでいたのはパイロット。財布の中から身分証や家族の写真を発見。身につけていた物で使えそうな物は拝借し埋葬します。

途方に暮れたチャックはかき集めた貨物機の荷物を次々に開封していきます。ビデオテープに離婚届、ウィルソンというメーカーのバレーボール、スケート靴にドレスなど。

このスケート靴の底についてる刃が物を切ったりできるので大活躍。

しかしどうしても上手くいかないのが火起こしです。悪戦苦闘した後、板を枝で剃っている途中でチャックは右手を切り流血してしまいます。

痛みで正気でいられなくなったチャックは流出した右手でバレーボールを掴みぶん投げます。

痛みが落ち着いた頃バレーボールに付いた自分の血の手形。それに目と鼻と口を書き顔に見立てます。このバレーボールの名前こそウィルソン(メーカー名)。後の大親友です。

その後何とか火起こしに成功したチャック。狂った様に笑いだしテンションブチ上げ。「もっと燃えろ！俺が火を創った！」と喜びをあらわにします。

その後は焚き火をしながら「いい焚き火だろ？ウィルソン(バレーボール)」「歯が痛くて死にそうだ。ウィルソン(バレーボール)が歯医者だったらね…なぁドクターウィルソン？(バレーボール)」とウィルソンに語り続けます。

その後はスケート靴の刃で自分の歯を抜くという荒行に出たチャック。実際に行動にうつすと痛みでぶっ倒れ気を失ってしまいます…。